本文へ移動
説明・報告

結論から話せない人へ。最初の一文を決める5つの練習

結論から話すのが難しいときは、相手への答え・お願いを一文に。5つの練習問題、PREPの図解、言い換え例で話し始め方を確かめます。

ツタリオ編集部公開:6
Xで共有

「結論から話す。まず、一文から。」のタイトルと、要点を伝える人物のイラスト
イラスト:ツタリオ編集部

この記事のポイント

結論から話す練習は、相手の質問に一文で答えるところから始められます。「間に合う?」なら「今日中に確認が取れれば間に合います」。自分から相談するときは「何をお願いしたいか」を先に言い、理由を続けます。

  • 相手の質問に答える一文を、最初に用意する
  • 意見なら自分の案、依頼ならお願いしたいことを先に言う
  • 結論と理由の2文を作り、声に出してみる

結論とは、相手の問いへの答え

「結論から話して」と言われても、どの情報が結論なのか分からないことがあります。そんなときは、相手の質問を短く書き出してみましょう。「間に合う?」「どちらがよい?」「何を手伝えばよい?」では、最初に伝える答えが違います。

「間に合う?」と聞かれたら、まず「間に合います」「今日中に確認が取れれば間に合います」「まだ判断できません」のように答えます。どう作業を進めてきたかは、その後の説明です。

自分から相談を始める場合は「相談したいこと」が結論の役割を持ちます。たとえば「来週の担当を変更できるか相談です」と切り出すと、相手は何について判断する話かを把握できます。

最初の一文と理由をつなぐ

意見や提案を話す場面では、結論・理由・具体例・結論の順に整理するPREP法が使えます。最初は「A案を提案します。今週中に試せるからです」の2文を作り、必要に応じて具体例を足してみましょう。

  1. 結論:私は何を伝えたい?

    A案で進めることを提案します。

  2. 理由:なぜそう考える?

    今週中に試せて、結果を見て修正できるためです。

  3. 具体例:どんな場面・事実がある?

    今ある資料を使えるので、新たな制作を待たずに始められます。

  4. 結論:次にどうしたい?

    まずA案を小さく試したいです。

意見を整理する一つの型。短い確認では、結論と補足だけで足りる場合もあります。

整理する前

先週いろいろ調べて、A案もB案もあって、B案だと準備に時間がかかるんですが……。

整理した後

A案を提案します。今ある資料を使えるので、今週中に試せるからです。まず一つのチームで使い、続けるかどうかを判断したいです。
例文は架空の場面です。見るポイント:何を提案しているかと、その案を選んだ理由が分かるか。

最初の一文を決める5つの練習

  1. 質問に一文で答える。「作業は終わった?」に、完了・未完了・確認中のどれかで答えます。理由は次の文に分けます。
  2. お願いを一文にする。「誰に・何を・いつまでに」をメモし、「明日の午前中までに資料の確認をお願いします」と話します。
  3. 選択と理由を分ける。「私はA案を選びます」「理由は○○です」の2文を作り、理由が結論と関係しているか見ます。
  4. 説明の中から答えを探す。自分のメモで「つまり」「だから」の後にある文を見て、最も伝えたい一文を選びます。その文を先頭に移して読んでみます。
  5. 同じ内容を別の相手に説明する。上司・同僚・初めて聞く人を想定し、それぞれが最初に知りたい情報を変えてみます。

明日の仕事に近い練習を一つ選び、最初の一文と理由を声に出してみてください。書いてみると自然でも、話すと長いと感じる部分があれば、そこで文を区切ります。

自分の言葉で言い直す

ここで、ひとつ練習

チームに「会議の前日までに議題を共有する」ことを提案します。最初の一文で提案を伝え、その後に理由と具体例を続けてください。

  1. 伝えることを、下のメモに短く書きます。
  2. スマホの録音などを使い、30秒〜1分を目安に声に出します。
  3. 確認する点をひとつ選び、もう一度言い直します。

メモはこのページ内だけで使います。保存されないため、残したい場合はコピーしてください。

振り返るポイント

  • 最初の一文だけで、提案が分かったか
  • 理由が提案を支えているか
  • 一文に情報を詰め込みすぎていないか

結論を急がなくてよい場面もある

相手の話を聞く時間や、まだ考えを出し合っている会議で、すぐに結論を決める必要はありません。「まだ案の段階ですが」「前提を確認させてください」と伝えた方が、その場に合うこともあります。

分からないことが残っているなら、「現時点ではA案がよいと考えています。費用は確認中です」と添えます。依頼しにくい内容なら、「日程について相談させてください」と短く前置きしてから、お願いを伝えられます。

よくある質問

PREP法を使えば必ず分かりやすくなりますか?

型に当てはめるだけでは十分ではありません。相手が知らない前提や、判断に必要な情報が入っているかも確かめます。短い確認なら、答えと補足だけで足りる場合もあります。

話しながらでないと考えがまとまりません。

先に3つのキーワードだけ書いてみましょう。そのうえで「まだ考えが途中ですが」と共有するのも一つの方法です。完成した意見のように言い切る必要はありません。

結論から言うと冷たい印象になりませんか?

依頼では「相談させてください」、難しい連絡では相手への配慮を添えられます。結論を早めに伝えることと、気遣いを省くことは別です。

参考資料・出典

参照確認日:2026年9月12日。例文・図解・練習問題は説明用に制作したもので、受講者の改善実績を示すものではありません。

ツタリオ

この記事の執筆・編集

ツタリオ編集部

ツタリオが運営する話し方メディア。AIを活用して、仕事の場面に沿った例文・図解・練習問題を制作しています。掲載内容の編集責任はツタリオの運営者が担います。

制作方法と編集方針

次に練習するときのために

Xで共有

記事一覧に戻る