会議で発言するのが苦手な人へ。最初の一言と準備のしかた
会議で発言が思いつかない、急に意見を聞かれると困る人へ。意見・質問・確認・保留の言い方、準備の図解、短い練習問題を紹介します。

この記事のポイント
会議の前に、今日決めること、自分が知っている事実、確認したいことをメモします。意見がまだなくても、質問や認識の確認で話し合いに参加できます。急に聞かれて答えにくいときは、何についての質問かを確かめてから答えましょう。
- 議題を見て、自分が答えられることと聞きたいことを用意する
- 意見を言うほかに、質問や決まったことの確認もできる
- 発言の機会がないときは、事前の文書共有や司会への相談も考える
会議の前に3つだけメモする
会議で発言しようとしても、話の流れを追うだけで精一杯になることがあります。まず議題を見て、「今日決めたいこと」「自分が知っている事実」「確認したいこと」の3つをメモしておきましょう。
たとえば勉強会の開催方法を決める会議なら、「今日は対面かオンラインかを決める」「自分は準備にかかる時間を知っている」「予算の上限を確認したい」と書けます。自分の担当範囲で分かることが、そのまま発言の材料になります。
議題や資料がない場合は、「今回の会議では何を決める予定ですか」と事前に確認します。分かった範囲で資料を読み、自分が答えられそうなことを用意しておきましょう。
最初の一言を4種類用意する
会議で話す内容は、自分の意見だけではありません。分からないことを質問したり、決まったことを確認したりする言い方も用意しておくと、話し始めるときに使えます。
意見を伝える
「私はA案がよいと思います。理由は……」
質問する
「判断する前に、締切を確認してもよいですか」
認識を確かめる
「今回は費用より、早く始められることを優先してよいでしょうか」
持ち帰って確認する
「その点はまだ分からないので、今日中に調べて共有します」
質問するときは、「締切を確認したいのですが」と用件から話せます。何について聞きたいかを先に示し、その後に「いつまでに決める必要がありますか」と続けます。
急に意見を聞かれたときの答え方
「どう思う?」だけでは答えにくいときは、「費用についての意見でしょうか。それとも準備にかかる時間でしょうか」と質問の範囲を確かめます。すぐに決められなければ、「少し整理してからお答えしてもよいですか」と時間を取ることもできます。
整理する前
えっと、急に言われると、いろいろあると思うのですが、ちょっと今は……。
整理した後
準備にかかる時間で選ぶなら、A案がよいと思います。今ある資料を使えるので、今月中に始められます。費用はまだ分からないので、確認して今日中に共有します。
分からない事実を埋めて答える必要はありません。自分の担当ではない数値や条件なら、「確認できていない」と伝え、調べる担当や時期を相談しましょう。
明日の会議を想定して練習する
ここで、ひとつ練習
チームの勉強会を「対面かオンラインか」で相談しています。あなたは準備時間については分かりますが、費用は未確認です。答えられる範囲を示して、一つ意見を伝えてください。
- 伝えることを、下のメモに短く書きます。
- スマホの録音などを使い、30秒〜1分を目安に声に出します。
- 確認する点をひとつ選び、もう一度言い直します。
メモはこのページ内だけで使います。保存されないため、残したい場合はコピーしてください。
振り返るポイント
- どの観点から話すか分かったか
- 意見と事実を区別できたか
- 分からないことを、分からないと伝えられたか
話しにくい環境も調整する
発言のしにくさは、準備や話し方だけでは決まりません。議題が曖昧、発言の時間がない、話を遮られるといった状況なら、会議の進め方を見直す余地もあります。事前の文書共有や、司会に順番を作ってもらう相談も選択肢です。
会議中に言えなかったことは、終了後に「勉強会の準備について、1点補足します」と共有する方法もあります。決定に関わる内容なら、担当者が作業を始める前に伝えましょう。
会議が終わったら、「予算の上限を確認できた」「費用を調べて報告することになった」と、話せた内容や自分の宿題をメモします。次の会議では、その続きから準備できます。
よくある質問
意見がないときにも発言するべきですか?
発言回数を増やすことだけが目的ではありません。必要であれば前提を確認したり、自分が分かる事実を補足したりできます。根拠のない意見を無理に作る必要はありません。
答えが分からないときはどうしますか?
何が分からないかと、確認して答えられる時期を伝えます。「手元では数値を確認できないので、会議後に調べて共有します」のように、持ち帰る範囲を明確にします。
話している途中で遮られてしまいます。
「先に結論を1点だけお伝えします」と範囲を示す方法があります。繰り返し話せない状態が続く場合は、司会への相談や事前の文書共有も選択肢です。
参考資料・出典
- Slack — 会議で発言が思いつかない時はどうする?環境づくりや対策を解説
事前準備や発言しやすい環境についての参考。本文の会話例・練習問題は独自に作成しています。
参照確認日:2026年9月12日。例文・図解・練習問題は説明用に制作したもので、受講者の改善実績を示すものではありません。

次に練習するときのために



