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説明・報告

PREP法とSDS法の違い。同じ題材の例文で使い分けを考える

PREP法は結論・理由・具体例・結論、SDS法は要点・詳細・要点。会議時間の変更を題材に、提案と周知の例文、比較表、使い分けの練習を紹介します。

ツタリオ編集部公開:7
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「PREPとSDSを使い分ける。」のタイトルと、2通りに並べたメモを見比べる人物のイラスト
イラスト:ツタリオ編集部

この記事のポイント

PREP法は結論・理由・具体例・結論、SDS法は要点・詳細・要点の順で話を組み立てる型です。選んだ案の理由を伝えたいときはPREP、決まった内容の全体像と詳細を知らせたいときはSDSから考えると、使い分けを練習できます。

  • 違いは項目の数だけでなく、理由を説明するか、内容を詳しく知らせるか
  • 同じテーマでも、提案する場面と決定を知らせる場面で構成を変える
  • 短い会話では、型を完成させるためだけの繰り返しを足さない

PREP法とSDS法を比べる

「最初と最後に要点を言うのなら、同じでは?」と感じるかもしれません。どちらも話の全体像を早めに伝える型ですが、間に入れる情報の考え方が異なります。

表は横にスクロールして読めます。

PREPとSDSの構成。用途は使い分けを考える目安です。
話す順番考えやすい用途
PREP結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)案を提案し、その案を選ぶ理由を説明する
SDS要点(Summary)→詳細(Details)→要点(Summary)決定事項や仕組みの全体像を知らせ、必要な内容を補う

PREPの理由は「なぜその結論なのか」に答える部分です。SDSの詳細には、日時・対象者・手順・注意点などが入ります。理由も詳細に含められるため、両者を完全に別物として線引きする必要はありません。

構成の定義は、研修を提供するSchooのPREP・SDS解説でも確認できます。以下の例文は、同じ仕事の場面で違いを試せるように作成しました。

相手に何をしてほしいかで選ぶ

題材が「会議の開始時間」でも、相手に変更を認めてほしいのか、変更後の予定を知らせたいのかで、必要な説明は変わります。まず、その会話が終わったときに相手にしてほしいことを決めます。

  1. 案について判断してほしい → PREPから考える

    案に賛成・反対する材料が必要。結論に続けて、選ぶ理由とそれを支える事実を示す。

  2. 決まった内容を知ってほしい → SDSから考える

    全体像をつかんでもらい、対象・日時・手順など、相手が動くために必要な内容を補う。

話す目的から選ぶ2つの入口。職場で指定された報告形式があれば、それも踏まえて調整します。

「上司への報告だからSDS」と決めると、承認をお願いしたいのに現状の説明だけで終わることがあります。「誰に話すか」に加えて、「何を決めてもらうか」を確かめてみてください。

会議時間の変更を、2つの型で話してみる

提案する:9時開始を10時に変えたい

次は架空の社内会議の例です。自分が変更案を提案する段階なら、まだ決まっていないことが分かる言葉にします。

  1. 結論:来週の定例会議を10時開始に変えたいです。
  2. 理由:集計を確認してから議論に入れるためです。
  3. 具体例:今週は9時時点で集計が終わっておらず、数値の確認を会議後に持ち越しました。
  4. 結論:次回は10時開始に変更してよいか、確認をお願いします。

周知する:変更が決まったので予定を知らせる

「来週の定例会議は10時開始に変更します。曜日と会議室は同じで、終了は10時30分です。予定表は更新しましたので、次回は10時にお集まりください」。SDSで組み立てると、変更の要点に続き、参加者が間違えやすい条件をまとめられます。

整理する前

会議のことなんですが、集計が間に合わないことがあって、時間を変える話が出ていたので、予定表を直しました。

整理した後

来週の定例会議は10時開始に変更します。曜日と会議室は同じで、終了は10時30分です。予定表を更新したので、次回は10時にお集まりください。
例文は架空の場面です。見るポイント:提案中なのか決定済みなのかと、参加者が確認する日時が分かるか。

同じ内容を提案と周知に書き分ける

今度は資料の保存場所を題材に、2通りの説明を作ります。一度に2本話さず、まず提案を録音し、その後に周知の文章を作ってみましょう。

ここで、ひとつ練習

架空の職場で、資料が各自の端末に分かれていて、担当者が休むと最新版を探せません。共有フォルダへまとめる提案をしてください。次に、その案が承認され、来週月曜から使うと決まった場面の周知も作ってみましょう。

  1. 伝えることを、下のメモに短く書きます。
  2. スマホの録音などを使い、30秒〜1分を目安に声に出します。
  3. 確認する点をひとつ選び、もう一度言い直します。

メモはこのページ内だけで使います。保存されないため、残したい場合はコピーしてください。

振り返るポイント

  • 提案と周知で、最初の一文が変わっているか
  • 提案では、なぜその案なのかを説明できたか
  • 周知では、聞いた人が次にすることを特定できるか

どちらにも当てはまらないとき

手順を一緒に操作する場面なら、実物を見せながら一工程ずつ進める方が適することもあります。相手の経験を聞く面談では、最初から自分の結論を固定しない方がよい場合もあります。

型は、必要な内容が抜けていないかを見直すために使えます。短い返事をわざわざ4文に増やしたり、実在しない具体例を足したりする必要はありません。PREPそのものを繰り返し練習したい場合は、仕事のお題15選から別の題材を選んでください。

よくある質問

報告には必ずSDS法を使いますか?

必ずではありません。進捗の全体像を共有するならSDSが候補になりますが、進め方を変える提案なら理由を示すPREPも使えます。報告という名前より、相手が何を判断する場面かで選びます。

SDS法の詳細には理由を書いてはいけませんか?

理由も詳細の一部として入れられます。2つの型には重なる部分があります。SDSだから理由を省く、PREPだから不要な具体例を作る、といった使い方はしなくて大丈夫です。

最後のまとめが同じ文になってしまいます。

短い会話なら省略できる場合があります。説明が長くなった場合は、同じ一文を読み直す代わりに「では、次回から10時開始でお願いします」のように次の行動を確認できます。

参考資料・出典

参照確認日:2026年9月12日。例文・図解・練習問題は説明用に制作したもので、受講者の改善実績を示すものではありません。

ツタリオ

この記事の執筆・編集

ツタリオ編集部

ツタリオが運営する話し方メディア。AIを活用して、仕事の場面に沿った例文・図解・練習問題を制作しています。掲載内容の編集責任はツタリオの運営者が担います。

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