「えー」「あのー」が気になるときの練習。まず録音で確かめよう
「えー」「あのー」「えっと」が気になる人へ。フィラーを録音で確かめる手順、一呼吸置く練習、例文と振り返りのポイントを紹介します。

この記事のポイント
「えー」「あのー」を減らす練習では、まず短く録音し、話し始めや理由を考える途中など、出やすいところを探します。その一箇所で一呼吸置き、次の文を決めてから話してみてください。回数とあわせて、内容の伝わりやすさも確かめます。
- 気になる口癖が出る場所を、録音で具体的に見つける
- 一度に全部抑えず、一箇所を間に置き換えて試す
- フィラーの数だけで話し方の良し悪しを決めない
「えー」「あのー」が出る場所を知る
「えー」「あのー」「えっと」のように、言葉の間に挟まる表現をフィラーと呼びます。自分では気づかずに使っていることもあれば、録音を聞いて初めて気になることもあります。
まずは30秒〜1分ほど録音し、どこで出ているかを聞いてみましょう。話し始めなのか、理由を考えている途中なのか、次の話題へ移るときなのか。「理由を言う前に、えっと、と繰り返している」くらい具体的にメモします。
聞き返すときは、その部分で話の内容を追えるかも確かめます。一度の「あのー」よりも、その後に言いたいことが続かず、文が途中で終わることの方が気になる場合もあります。
一箇所だけ、間に置き換えてみる
録音で見つけた一箇所を選び、そこで一度止まってから話してみます。たとえば理由を言う前なら、伝えたい理由をメモしておき、一呼吸置いてから次の文に進みます。
気づく
録音を聞き、言葉を探している場所を一つ見つける。
準備する
次に伝える言葉を、短いキーワードでメモする。
一呼吸置いて話す
その場所で一度止まり、次の文を言い切る。
聞き比べる
内容が追いやすいか、無理のない話し方かを確かめる。
考える時間がもう少し必要なら、「少し整理させてください」と伝えられます。練習でも、何秒止まるかを数えるより、次の文を決めてから話すことを試しましょう。
言葉を探す時間を残した言い直し例
整理する前
えっと、来週の予定なんですが、あのー、開始を、えー、30分遅らせたいと思っていて……。
整理した後
来週の開始時間について相談です。(一呼吸)開始を30分遅らせたいです。担当者の到着後に準備する時間が必要なためです。
例文の「(一呼吸)」で少し止まり、「開始を30分遅らせたいです」と続けます。録音を聞き比べて、急ぎすぎていないか、不自然に長く止まっていないかを確かめてください。
「えー」と言わないことに気を取られて理由を忘れたら、メモを「開始を30分遅らせる/準備時間が必要」のように短くします。次の言葉を思い出せる状態で、もう一度話してみましょう。
短い説明で試してみる
ここで、ひとつ練習
来週の予定を一つ変更したいという相談を話します。一度録音した後、言葉を探していた箇所を一つ選び、一呼吸置いて言い直してください。
- 伝えることを、下のメモに短く書きます。
- スマホの録音などを使い、30秒〜1分を目安に声に出します。
- 確認する点をひとつ選び、もう一度言い直します。
メモはこのページ内だけで使います。保存されないため、残したい場合はコピーしてください。
振り返るポイント
- 変えたい箇所を一つに絞れたか
- 間の後に伝えたいことが出てきたか
- 回数だけでなく、内容の分かりやすさを確認したか
回数以外に確かめたいこと
練習後は「何の相談か分かるか」「文の終わりまで言えているか」も聞き返します。フィラーが減っても内容が抜けるようなら、練習する部分を最初の一文だけに絞ってみてください。
文字起こしのサービスによっては、言い淀みが省かれることがあります。AIで集計した数字だけを比較せず、気になった場所を元の録音でも確認してください。
普段の会話では、まず相手に用件を伝えることを優先します。気になった場面があれば、後から短く録音して試すくらいの取り組み方でも構いません。
よくある質問
「えー」「あのー」は一度も言わない方がよいですか?
ゼロを一律の目標にする必要はありません。気になる箇所を減らそうとして話せなくなるなら、内容を伝えることに戻りましょう。聞きやすさと話しやすさの両方を見ます。
沈黙すると相手に不安を与えませんか?
考える時間が必要なら「少し整理させてください」と伝える方法があります。短い間を置き、次に何を伝えるか決めてから続けましょう。
AIで数えたフィラーの回数は正確ですか?
文字起こしや検出方法によって、言い淀みが省かれたり取りこぼされたりする場合があります。数字は参考にし、気になる箇所を実際の録音でも確認してください。
参考資料・出典
- Toastmasters International — Less Filler, More Substance
フィラーへの気づきと練習についての参考。日本語での一律の適正回数を定める資料ではありません。
参照確認日:2026年9月12日。例文・図解・練習問題は説明用に制作したもので、受講者の改善実績を示すものではありません。

次に練習するときのために



